Dripです。
HSPは最近になって小学生や中学生などの、
比較的低年齢層に向けて使用を推進しはじめたことに起因するのか、
掲示板を含め、様々なデザインが他のプログラミング言語に類を見ない、
とても“子供向け”なかわいらしいデザインに変化しました。
しかしコミュニティコンテンツでは、回答者と質問者の能力の
格差が大きく、しばしばトラブルを生んでいる事は事実です。
HSP2繁栄期の頃のお話ですが、この頃から「HSPは初心者向けのやさしい言語」
ということで知名度が高くなり、低年齢層のユーザーが増え始め、
掲示板でも稀にユーザー間のトラブルが発生するようになりました。
こうした低年齢層のユーザーの増加に対応すべく、くまさん という方が、
『HSPこどもけいじばん』なるものを企画し、質問者を子供に限定することで、
円滑なコミュニティを実現できるようにと運営されました。
その運営に至るまでは、かなりの議論が交わされており、
その内容は今でも過去ログから垣間見ることができます。
http://www.onionsoft.net/hsp/bbs/log/8.html
・このページ内を「こどもけいじばん」で文字列検索してください。
残念ながらHSPこどもけいじばんのサイトは現在消えてしまっているようです。
HSP3は必死に様々な年齢層のユーザーを取り入れようとする反面、
その見た目だけで、周囲の環境が全く整っていないように思えます。
ネチケットはおろか人間間のコミュニケーションに対する知識も能力も
備わっていない人は、到底コミュニティに参加できないように思えます。
このような人でも心地よく質問でき、その質問体裁が不適切でも、
質問を続けているうちに自然に正しい質問の仕方を学び取れる環境の構築が
先決に思えます。(あくまでHSP3の趣向から見て。)
名前や本文に初心者であることを記述すれば「そういうことは書くな」と注意され、
かといって体当たりな質問をすれば「質問の仕方が悪い」と注意され、
今の環境では、「小学生でもゲーム作りができる!」と期待しHSPを始めた
ユーザーが哀れでなりません。