「HSPプログラムコンテスト2017」に応募いただきありがとうございます。
おかげさまで、多くの作品エントリーを受け付け盛況のまま締め切ることができました。
コンテスト審査の結果、以下の49作品を入賞作品として選考致しました。
コンテストに参加いただいた作者の皆様、協賛企業様、そして応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。
これからも、引き続きHSPとそのコミュニティをご支援いただければ嬉しいです。
受賞された作者の方々には、メールにてご連絡をさせて頂きます。その際に掲載された内容についてご確認下さい。
12月3日になっても連絡を受け取っていない入賞者の方は、コンテスト事務局までメールにてご一報くださるようお願い致します。
2017年12月1日
HSPプログラムコンテスト2017 実行委員会
総評
今年もたくさんの作品の応募、コメント、ありがとうございます。
ベテランHSPユーザーから初参加の学生さんまで、いろんな方に参加していただきました。
幅広いユーザー層がHSPを支えていて、頼もしい限りです。
ここ数年の流れとして、小学生のプログラム教育に関心が集まっていますが、低コストでシンプルというHSPの特徴のおかげで、教育用の環境としてのHSPに注目が集まるのではないか?と考えています。
HSPを手に入れた子供たちが、自由な発想でHSPコンテストにも参加してくれれば嬉しいですね。
今年もありがとうございました。
審査員 うすあじ
作品の演出を彩るビジュアルやサウンドは時代を追うごとにリッチになり、ちょっと辛辣ですが、もう大した刺激も価値も感じなくなっているような気がする今日この頃。
ゲーム文化の黎明期はとうに終わり、恐らく少し前までが全盛期真っ只中で、そろそろ衰退期なのでは? とも思いつつ、こんな時期にこそ大作に見合うボリュームにすることでしか商品に出来ない商流よりも、アマチュアリズムに機運が生ずるのではと期待していたりします。
本コンテストでも、商流の志向にとらわれにくい在野の自由な才能のほうが先に、ゲームの面白さの本質に近いものを捉え、改過作新に目覚めつつあるのを感じます。
近年、時代の流れとして「子供たちにプログラミング教育を!」という取組が国をあげて実際のものになってきていますが、私たちはプログラミングをあくまで楽しむべき趣味としてホビイスト魂を忘れずにやっていきたいものです。
さて、今年からコンテスト対象となっているRasbberry PiやLinux版HSP3Dish、CuteHSPの登場には、プラットフォームの拡大傾向、言語システムとしてユーザが望むサイズをやや超えつつあるHSPへの原点回帰的なアプローチがみられると思います。
さまざまなユーザの望むHSPの未来像が垣間見えており、今後の動向も楽しみなところです。
長く続いているからこそ、15年も続いたことをミラクルのように感じて「来年も出来るといいな」と心配になるものです。
コンテストに参加いただき、このムーブメントを形作ってくれているHSPユーザの皆さんには本当に感謝しかありません。
今回も例年に違わず個性的でチャレンジングな素晴らしい作品がたくさん集まり、尽きない発想と手練手管で楽しませてもらいました。
来年もぜひ、またココで、お会いしましょう。
審査員 悠黒 喧史
今回、強いこだわりを感じるアクションゲーム作品に多く出会えました。
こだわり部分が明確な作品が多く、各々のこだわり部分を堪能することができました。
また、短編作品はアイデアの光る作品が多く、開始直後から心を掴まれます。
アイデアを主張しすぎるわけでもなく、快適に遊べる配慮があり、
短時間プレイ作品でもプレイ後の満足感が十分ありました。
HSPで様々なアイデアの実現可能性に驚かされました。
プログラミングで実現されているHSP作品に触れることで、
創作意欲を刺激されるところも、HSPコンテストの魅力かもしれません。
協賛社 ふりーむ!様
今年は、新しいHSP3.5というバージョンアップ版がリリースされ、Linux、Raspberry Piといった新しいプラットフォームへの船出をしたり、書籍新刊が発売されたりと、HSP自身にも色々な変化が訪れました。
そんな中で、昨年と変わらず多くの作品を応募頂いたことは、大変嬉しいことだと感じています。
また、コンテストで嬉しかったことの1つは、新規のユーザーによる作品が増加したことです。
学生、社会人ともに新しい世代が参加しながら、新しい流れと時代を作っていく。それが「場」としての大きな魅力にも繋がって行くと確信しています。もちろん、常連によるハイレベルな作品も負けてはいません。長年培われたテクニックやスキルがいかんなく発揮された作品の数々に毎回圧倒されています。
作品の評価は、いままでと変わらず総合的な出来栄え、完成度などを指標にしていますが、新しい感性によるひらめき、驚きのあるアイデアにも最大限の賛辞を送りたいと思っています。
もっと多くの人たちに、作品を知ってもらい、さらに広いフィールドに羽ばたいていくことを願っています。
そして、作品を応募された方々、協賛社、後援者、そしてコンテストのサイトを訪れて頂いた皆様に深く感謝したいと思います。
これからも良い作品発表の場になることを願っています。本当にありがとうございました。
審査員 おにたま