HSPCL32 minor Version 2.1 をリリースしました。
開発者のpippi氏のオリジナル版と区別するために、略称はHSPCL32Mとなります。
HSPCL32 minor Version 2.1 公式配布ページ
http://youdaizone.webcrow.jp/hsp3/hspcl32m_21.html
GitHub
https://github.com/youdai2021/hsp3
●解説
HSPCL32 minor Version 2.1 は、pippi氏が開発したHSPCL version 2.0 を
HSP3.6bate5以降でも使えるようにした修正版マイナーバージョンです。
HSPCL32 minor Version 2.1 は、HSP3でOpenCLを扱う拡張モジュールです。OpenCL C言語を扱えます。
モデル化された配列変数(行列)を非常に高速に処理できる他、並列計算もできるようになります。
例えば、このようなことが可能になります。
・標準HSP3で画像処理を高速に行える
・HGIMG3やHGMG4で大量のパーティクルの処理が高速に行える
・独自の物理演算エンジンを実装できる
・モデル化されたAIの処理を高速に行える
・顔認識処理を高速に行える
また、単にOpenCLで処理を行うだけでも、HSP3言語と比較して非常に高速に処理できるようになります。
●HSPCL32_FIX(HSPCL32 Version 4.02)との比較
HSPCL32_FIX(HSPCL32 Version 4.02)とは、HSPCL32 Version 4.02をHSP3.6bate5以降でも使えるようにした修正版です。
以前こちらの掲示板でもこの4.02の修正版のリリースを告知しました。
HSPCL32_FIX(HSPCL32 Version 4.02)はOpenCLと同時にOpenGLも扱える高性能なモジュールですが、
その反面、OpenGLを使った他のHSP3モジュールと連携が取れないというデメリットがありました。
それに対してこのHSPCL32 minor Version 2.1はOpenGLを扱っていないため、
OpenGLを使っている他のHSP3モジュールと連携が取れるようになっています。
例えば、HGIMG4と連携が取れることを確認済みです。
●HSPCL32 minor Version 2.1はマイナーバージョン
HSPCL32 minor Version 2.1はマイナーバージョンという扱いで、オリジナルとは異なる立ち位置にあります。
pippi氏オリジナルのHSPCL32シリーズに統合する可能性があります。
最新情報はyoudaiのホームページの他、pippi氏のホームページやGithubを参照してください。