前のスレで整理しておきながら、まだ頭の中で整理が落ち着かない状態です。
しかし、一応、3D素材「たまねちゃん」(high_school_girl.fbx / high_school_girlSD.fbx)の改変、改造ができる
「Blender」のファイルが出来ました。
今回考えている、「GPB converter」ver.0.6 と「HSP」3.6β2 の組合せケースの他にも
「GPB converter」(hsp3.5付) と「HSP」前ver の組合せ等々、色々あり得ると思います。
それぞれの場合で、「Blender」ファイル作成手順が違ってきます。
「たまねちゃん」ではなく、「Blender」による自前のファイルの場合もあるでしょう。
更に、自分の使いたい「Blender」の Ver の違いによっても、また手順が変わってきます。
ここで言う手順とは、あくまで、「Blender」での改変、改造後に「HSP」で再現利用できるようにするための
一連の流れのある手順、ということです。
ですので、改変、改造、再現利用が可能な組合せ別に、その流れを説明するのは、一度にまとめてすると、
かえって、混乱しがちです。私自身も混乱しそうです。
で、今回はとりあえず、これまで問題として考えてきた「GPB converter」ver.0.6 と「HSP」3.6β2 の場合を
説明したいと思います。
素材として公開されている、「たまねちゃん」の「.fbx」ファイルは、Ver6.1(Binary)です。
改変、改造するため、これを「Blender」ver2.81 に fbxインポートしたいのですが、直接には出来ません。
「FBXConverter」を通すと、Ver7.3(Binary) になります。「FBXConverter」では他の Ver には出来ませんが、
これでインポート可能になります。インポートして改変、改造すればいい訳です。
今度は、その「Blender」ver2.81から fbxエクスポートすると、Ver7.4 になります。
この、改変、改造して、エクスポートした「.fbx」ファイルを「GPB converter」ver.0.6 で変換すればいいだけです。
なお、変換自体は、「GPB converter」 は、前の hsp3.5付のものでも、ver.0.6 でも、可能です。
そして「Blender」ver2.81 を通す前の Ver7.3 でも、さらに言えば、元々の Ver6.1 のままでも可能です。
ということは、ただそのままを利用するのであれば、特別考えることはありません。
ここの目的は、そうではなく、「Blender」で改変、改造しての「HSP」再現利用、なのです。
(また、正常に fbxインポートできるのは、「Blender」ver2.77からです。それ以前のものでもインポート出来る
ものはありますが、正常ではありません。)
それでも、結局、「FBXConverter」を通してからインポートすればいいだけではないか、と言われそうですが、
ここで曲者なのが、「Blender」です。一度でも「Blender」に触れたことのある方なら、説明不要でしょう。
「Blender」のことを説明するのが目的ではないので、各自でやって下さい、で終りというのは、簡単ですが、
「Blender」自体バージョンアップが頻繁で、かつ今回の Ver2.8 からは、仕様ががらりと変わっており、これが
以降の標準仕様になるようなので、「Blender」ver2.8以降 に合わせるべきです。
そこで、とりあえず、「たまねちゃん」そのままを「HSP」で再現利用できる状態の「Blender」ファイルを
この「Blender」ver2.81 で作成してみました。
Ver2.8 に関しては、ほとんど解説が見当たりません。唯一見つけた次のサイトも、当座、知りたいことは、
直接書かれておらず、悪戦苦闘の末にやっとどうにか出来たものです。
「Blender の 紹介」
https://haru1960.com/blender-6-2/#Blender_28-2
これに続く「Blender 2.81 ダウンロードと日本語化」始め、5〜6のコーナーがあり、
特に「Blender 2.8 テクスチャペイント(UV展開)」を参考にしました。
他のコーナーを含め、改変、改造の手引きになると思います。
私が作成した「たまねちゃん」そのままの「Blender」ファイルは、下記、Google ドライブよりどうぞ。
blender_tamane.zip
https://drive.google.com/open?id=1QmIc4eXNSQw1L4T9tVOwd5CS2sIMmNbk
エクスポートした「.fbx」ファイル、「GPB converter」ver.0.6 で変換して得た「.gpb」「.material」ファイルと
参照画像も同梱したので、この「blender_tamane」フォルダそのままを、「HSP」の「sample/hgimg4/res」に
入れて、利用できるはずです。
サンプルスクリプト 「tamane1」で
「gpload id_model,"res/blender_tamane/tamane/tamane"」
または
「gpload id_model,"res/blender_tamane/tamane_sd/tamane_sd"」
とし、「gpaddanim」を無効にして、「gpact id_model」のみの再生にして下さい。
この「Blender」ファイルは、Ver2.81 です。Ver2.79以前では、完全な再現はできません。
また、開いてすぐの「Default」では、5つの画面構成にしていますが、これは、改変、改造しようとする
各設定を一目で見渡せるようにしたためです。望む改変、改造のための画面構成に絞ってから、作業する
ようにして下さい。また、改変、改造は、「blender_tamane」フォルダをコピーして行なって下さい。必ず、元の
ものをそのままの形で保存しておくことを強くお勧めします。これをせずに、そのまま直に作業していくと、
思わぬところで、上書き保存してしまい、もとに戻したい時に困ってしまいます。(私個人の経験ですが)
もとの「たまねちゃん」の「.fbx」ファイル自体、フリーですので、この「Blender」ファイル等も当然フリーです。
改変、改造に、自由にご利用下さい。
次回のスレでは、参照画像を改変自作したものに置き換え、さらにあらたなモーションを追加したものを
アップする予定でいます。