ファイルに保存するということは、同時に
数値が文字列に変換されるということです。
そのため、読み込んだファイルのデータに対して
計算をしたいときは一度文字列を数値に変換する
必要があります。
HSPではintやstrを利用して簡単に変換できるようになっています。
int(n) : nを整数値にする
str(n) : nを文字列値にする
double(n) : nを実数値にする
例えば以下のような例が挙げられます。
a = "5"
b = "-9"
c = "3.05"
; a+bを出したい
ret = int(a) + int(b)
mes ret
; b*cを出したい
ret = double(b) * double(c)
mes ret
; a/cを出したい
ret = double(a) / double(c)
mes ret
stop
プログラミング言語では変数の"型"が大切です。
HSPではこの型を勝手に推測して変換してくれますが、
他の言語ではなかなかそうはいきませんから
型によるエラー、バグには注意してください。
以下が解決策の一例です。
sdim buf
notesel buf
exist "test.txt" ; ファイルが存在するか
if strsize=-1 : noteload "test.txt"
mes "" + buf + "回目の起動です。"
buf = int(buf) + 1 ; buf = 数値のbuf + 1
buf = str(buf) ; buf = 文字のbuf
notesel buf
notesave "test.txt"
stop