その後輩がどのレベルか次第もあるけれど、
HSPで作られた優秀なゲームなんかを紹介しつつ、やる気と興味を持ってもってもらう事だね。
次に、何でも良いから動く物を作ってもらう。
ただ単に1行 mes "好きな言葉を入力" → 実行でも良い。
全くのプログラム初心者ならメッセージが出るだけでも感嘆の声を上げると思う。
ある程度知識がある人達なら、命令を入力と実行を繰り返しながら簡単なプログラムが完成する実習が良いと思う。
ラベルの使い方、"waitの重要性"、cls 、pos と mes 、計算式で動くメッセージが出来ると説明しながら
*メイン
cls
pos x,y
mes "何でも良いので入力させる"
x+=1
y+=1
wait 1
goto *メイン
HSPプログラムとしては美しくはないけど、間違いが見つけやすいプログラムが完成させる。
こんな簡単なプログラムでも『動かない』とか『おかしくなった』とか言う人が出たら、
個別に体裁しないといけなくなって全体が止まってしまうので、なるべく教える自分もチェックしやすいソースがお薦め。
"x++"や"x+"でも"x+=1"と同じ処理になるが、ある程度、暇なやつは適当に "x+=" 等の値を変更して遊びながら
プログラムの動きを確認しながら学習するのでほっとく。(謎
また、他の人に構っていて、暇な人が多そうだったら、値を変えて確認してみるよう間を持たせても良い。
ラベルでループさせたのは repeat に比べて値についての説明を省ける。
ここで一度、出来たのを保存させる。(後で見比べたりするのに使える)
次に描画時のちらつきを押さえる視覚的な改善ソースを作らせる。
ここで、redraw の処理イメージを掴んで貰う為に、ディスプレイに表示されない仮想画面がPC内で行われる事や
ゲームソフトなども同じように仮想画面で作ったものを表示してちらつきのない画面を作っている等の説明をして、
今まで触ってきたプログラムへの興味と、受け手側から作り手側への意識を持ってもらう。
cls の行を消して、redraw、color、boxf を追加。
color に関しては光の三原色(RGB)の説明が要るので、
ホワイトボード等に書いて簡単な説明が必要。
レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の三色を重ねると、白になる色で、
それぞれの値が最大で255、最小で0と。それぞれの値が0の時、黒になるような事を書くかプリントしておく。
*メイン
redraw 0
color 255,255,255
boxf
color 0,0,0
pos x,y
mes "何でも良いので入力させる"
x+=1
y+=1
redraw 1
wait 1
goto *メイン
ある程度、出来た人は改善したソースを保存させて、改善前のソースと見比べさせても良い。
次に if を使った移動する文章の停止。
i+=1
if i<100 {
x+=1
y+=1
}
ただ、これだと面白くないので、if条件文で mes の内容が別の方向に動くようにしても良い。
i+=1
if i<100 {
x+=1
y+=1
}else{
x-=1
y-=1
if x<0 : i=0
}
これ以降、ゲーム的なプログラムに進むなら、stick や mousex , mousey を使った文字の移動へ、
ツール的なプログラムに進むなら button や input 等を使った電卓作りかな。
あくまでも個人的な教え方なので参考程度にして欲しい。
実践して後輩にボコボコにされても責任はとれない!(謎