チェスのるーるを好き勝手に説明

ゲームで遊んでいる脇に、ちょこっと出して参照できるように、ちっこく説明〜



●もくじ
ゲームの目的
盤のよび方
駒の動き( キング(キャスリング), クイーン, ルーク, ナイト, ビショップ, ポーン(アンパッサン,プロモーション )
駒の価値
引き分けの条件



●ゲームの目的

相手のキングに「避けようのない一手」を繰り出す。

(キングを取るのが目的ではない。なんというのか、その喉元に短剣を突き付けて、「どうする?大将、」と言ったときに、相手が「いゃぁ、こりゃ、どうしようもないですなぁ」と応えたところで終わる)

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●盤のよび方


赤で囲ったの一列をファイルと呼ぶ。
青で囲ったの一列をランクと呼ぶ。


キング側の半分をキングサイド、クイーン側の半分をクイーンサイドと呼ぶ

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●駒の動き

キング
自分の周りの1マスへ動ける。

ただし、相手の目が光っているマスには、入れない。


キングのキャスリング

キャスリングといって、ルークとキングを、一瞬で移動させる技がある。


キングサイドにキャスリングすれば、こうなり、


クイーンサイドにキャスリングすれば、こうなる。


どちらも、ポーンの後ろに隠れる形になるので、かなり安全といえる。なにより、ルークが戦線に出られるのはありがたい。

キャスリングをするには、条件が三つある。
(1)キングとキャスリングしたいルークが、まだ一歩も動いていないこと。
(2)キングとルークの間に、駒が無いこと。


(3)キングサイドにキャスリングするには、キングを含めた右3マスが、相手に狙われていないこと。


(同様に、クイーンサイドにキャスリングするには、キングを含めた左3マスが、相手に狙われていないこと)である。

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クイーン
縦横斜め方向へ、好きなだけ動ける。
「女王」というよりは、「国王に闇仕えする素ッ派の娘」といった感じがする。それっぽく運用をすると、それっぽく活躍してくれる。

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ルーク
縦と横の方向へ、好きなだけ動ける。
つい動かしたくなるけれど、じっと我慢して、見通しの利く位置から、見渡しているくらいにさせておいたほうが、活躍する思う。

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ナイト
図で示した場所へ、「ぴょん」とジャンプして行ける。
先陣切って飛び出しては、仲間を援護したり、相手の弱点を狙ったりと、そんな感じの活躍をしてほしいと思う。馬屋につながれっ放しの馬は、なんだか寂しい。

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ビショップ
斜め方向に、好きなだけ進める。
「あれ、なんで動かせないんだ」と思ったら、遠くからこやつがチェックをしていたり、「よしゃ、ルーク突っ込ませれば終わりだ」と思ったら、ひょいとこやつが現れて、ぷちこしたり、なんか、そんな仕事が多い気がする。

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ポーン
スタートラインにいるときは、一気に2マス進むことができる。
(もちろん、1マスずつ進んでも構わない)
一度動いたら、あとは1マスずつしか進めない。
斜め前に相手の駒があったら、その駒を取って、斜めに進める。
(もちろん、取らずに素通りしても構わないし、その場で突っ張っていても構わない)
最初に動かすのがポーン。最後になって動かすのもポーン。「チェスはポーンに始まり、ポーンに終わる」という言葉を、地でやっている粋な奴。


ポーンのアンパッサン
相手のポーンが一気に2マス進んだ直後であれば、走り抜けていったマスに攻撃をしかけることで、相手の駒を取ることができる。
(これを、アンパッサンと言う)
勢い良く飛び出してきたポーンを、間髪入れずに切り捨てる。ポーンがポーンに対して行なう必殺の一撃。居合斬りをほうふつとさせる技ではあるが、めったにお目にかかれないのが残念。


ポーンのプロモーション
最奥地まで進んだポーンは、キング以外の好きな駒に成れる。(これを、プロモーション(昇格)と言う)
   
ルークあたりは、スティルメイトのリスクも少なくて、割とお勧めなんじゃないかと思う。もちろん、クイーンに成って大暴れするのも構わない。

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●駒の価値

駒には、その価値が、だいたい決まっている。
たとえば、「クイーンとビショップの両方が取れるんだけど、どっちにしよう」というときは、9点のクイーンを取ったほうが、お得といえる。

ルークとナイトの両方が危ないときは、5点のルークを逃がしたほうが、得策といえる。

「ナイトは取ったけど(+3点)、ポーンはやられた(-1点)」というときでも、差し引き2点の得をしたといえる。

逆に、「ポーンは取ったけど(+1点)、ナイトはやられた(-3点)」では、差し引き2点の損をしている。

もっとも、状況によっては、クイーンを犠牲にしてでもポーンを取らなければならない場合もある。
参考程度の数字として。

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●引き分けの条件

次の場合は、引き分けとなる。

お互いが引き分けに合意した スティルメイト
双方ともに、チェックメイトに必要な駒が無い
次の場合は、相手にそうであると指摘し、それが確かであるときに、引き分けにすることができる。

同じ局面が3回あった。あるいは、そうなる可能性がある。
ポーンの動きも無く、駒取りもない状態が50手続いた

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