■ 学校紹介


 ●北緯第一(ほくいだいいち)高校

 エンシャンの出身高校。(生徒数減少のため、廃校)

 お嬢様高校として、有名な高校。
 国内最大級の施設と広い敷地面積を誇った。

 ただ、北に位置していたため、
 気候的には、とても寒かった。

 学食は上流コースで構成され、
 他校から「一度でいいから食べてみたい…」と、
 わざわざ学食を食べに来る学生も多かったらしい。

 ただし、身なりなど、入校するための審査が厳しく、
 門前払いされる学生も多かった。
 (実は、ソンジャンも門前払いされたことがある)



 ●東後学園(とうごがくえん)高校

 ソンジャンの出身高校。(生徒数減少のため、廃校)

 大陸の東南に位置する田舎の学校。
 見渡す限り畑と森が広がる、のどかな環境。海にも近い。

 貧しい学生も多いが、校風は明るく、
 校則は「屋上に入ってはいけない」の1つだけである。

 学食のラーメンは有名な人気メニュー。
 北緯第一高校のメニューには麺類がパスタしかなかったので、
 東後学園に食べにくる北緯第一高校の学生もいた。
 (エンシャンもお忍びで食べにきたことがある)

 貧しくて武器もろくに揃わないのに、団結力が強く、
 圧倒的な身体能力を持つ学生が多かったため、 
 『四校史』戦争の際には、落院学園の最大の脅威となっていた。



 ●周陽学園(しゅうようがくえん)高校

 ソウツァオの出身高校。

 大陸中央のやや東よりに位置する都会の高校。
 学業に力を入れており、優秀な学生が多く在籍していた。
 いわゆるエリート学校である。

 落院学園の近くに位置し、常に脅威にさらされてきたが、
 戦術に優れた学生は、落院学園の襲撃を幾度と無く退けてきた。

 気性が荒く、プライドの高い学生が多く、
 智謀と才能あふれるソウツァオでなければ、
 学生を1つにまとめ上げることは難しかっただろうと言われる。

 学生運動・学生紛争も非常に盛ん。



 ●人忠学園(じんちゅうがくえん)高校

 リュウバイの出身高校。

 大陸中央のやや北西よりに位置する高校。
 以前は不良の多い、ならずものの集まる高校として有名だった。

 ところが、リュウバイが入学すると、その人徳に惹かれて
 不良が一人、また一人とリュウバイの元に集まり、
 仁と義の契りを交わしたという。

 落院学園の侵略が始まって、一番最初に陥落するのは
 この高校だと言われていたが、多くの人の予想に反して、
 最後まで耐え抜いた。

 また、この学校の周辺では、春になると桜が満開になる。
 リュウバイが入学して治安がよくなってからは、
 花見に来る学生も多かった。



 ●落院学園(らくいんがくえん)高校

 トウバクの出身高校。大陸中央に位置する。

 大陸の制覇を狙うトウバクの下、各地に侵略を繰り返した
 悪名高い高校である。

 智謀に優れた人物を腹心として策を練り、
 武力に優れた人物を利用して侵略を行なった。

 北緯第一、東後学園、周陽学園、人忠学園の
 4つの学校が連合して、なんとかトウバクの野望の
 阻止に成功した(『四校史』戦争 )。



 ●軟陽学園(なんようがくえん)高校

 エンシャンが新しく通うことになった学校。

 生徒数減少を理由に廃校された近隣の高校の生徒で、
 入学を希望した者の受け入れを行った。

 財政的にはかなり厳しく、保健室で休んでいる学生から
 宿料を徴収するなど、財源の確保に余念が無い。

 部活動のための費用もぎりぎりまで切り詰められており、
 学生は少ない予算内で工夫して活動している。



 ●黄琴学園(こうきんがくえん)高校

 黄琴学園という学校が実際にあるわけではなく、
 従来の落院学園がこのように呼ばれているだけである。

 『四校史』戦争での悪いイメージを払拭するため、
 従来の黒い制服をやめて、黄色いデザインの制服になった。

 その特徴的な黄色から「黄琴学園(こうきんがくえん)」という
 通称で呼ばれるようになった。

 現在では、トウバクに代わって、チュウカクなる人物が
 落院学園を統治しているようだ。