Dot Layout Version 0.1.1.1 (C)2008 chari ____________________________________________________________________________ ■はじめに このソフトはドット絵などを並べて配置する事に特化したソフトです。 例えば2Dゲームを制作時に、ドット絵を画面のどこに配置するかを マウス操作で画面上に配置していき、位置等のデータを書き出し、 ゲーム制作を補助するためのツールとして使う事を想定しています。 また、BMP画像の書き出しも出来るので、ドット絵の合成としても使えます。 ■動作環境 Windows XP sp2 で動作確認をしています。それ以外のWindowsでの 動作は未確認です。 ■インストール ファイル構成 dotlayout.exe(本体) readme.txt(本書) 解凍後、exeファイル単体で動きますので、どこに置いてもかまいません。 ■アンインストール 設定など何もしませんので、dotlayout.exe・Readme.txtを消去するだけです。 ____________________________________________________________________________ ■主な機能 ・画像の配置(BMP,GIF) ・背景の読み込み(BMP,GIF,JPG) ・編集エリア内でのマウスによる操作 移動、表示幅、画像の表示原点の移動、表示順位の変更、非表示/表示、ロック ・プロパティから直接数値設定 ・表示の切り替え 単独表示、選択枠の表示、グリット表示、中心線、画像の表示モード、背景の表示 ・モード切替 中心位置モード(画像の原点が中心になる) スナップモード(マウス操作がグリット値になる) ・独自フォーマット(.dla)による保存・ロード(画像はリンク扱い) 中身はただのテキストデータなので、必要な情報は取り出せます。 また、主に位置データだけをtxtファイルで書き出す機能もあります。 ・BMP保存 ■使い方と説明 以下の用語を使って説明します。 アイテム    :読み込んだ画像を操作できる単位 画像バッファ  :読み込まれた画像データ 編集エリア   :画像が表示される範囲(灰色の部分) プロパティ   :左に並んでいるパラメータ群 基準ディレクトリ:右上に表示されるパス、保存の時に関係します。 1.左上の「画像読み込み」から、画像を読み込み表示させます。  この時、右上の所に、基準ディレクトリが表示されます。 2.選択中のアイテムは黄色の枠で表示され、左ドラッグで移動、  枠の左下の所にカーソルを当てると双方矢印カーソルになり大きさの調整、  Shift+左ドラッグで表示範囲をそのままで、画像のみを移動。  ホイールの回転により、アイテムの表示順が入れ替わります。 3.一番右端のボタン「背景読み込み」で背景画像を選び、  チェックボタン「背景表示」を押して表示させます。 4.同アイテムを増やしたい時は、「複製」ボタンを押して、増やします。  いらなくなったアイテムは「消去」ボタンで消去します。 5.リストボックスにはアイテムが上から表示される順番に並んでいます。  【○ 】NAME と表示され、○は表示、●は非表示を表します。  また【○L】はアイテムがロック(選択不可)の状態です。 6.プロパティで、数値を入力、画像バッファの切り替えを選び、  下の更新ボタンで、選択中のアイテムの内容を設定できます。 7.メニュー:ファイル→名前を付けて保存 で、dlaファイルとして保存。  この時、基準ディレクトリが保存ファイルの以下ならロード時に画像の  読み込みの基準となるディレクトリになります。  (詳しくは、補足:画像の取り扱い を参照)  簡単に説明すると、画像は一つのフォルダにまとめ、保存ファイルと  そのフォルダを同じ位置に置いておくと、ロードに時、自動に画像は読み込まれます。 8.必要に応じて、位置データをテキストで書き出したり、  編集エリアの状態をBMPファイルで書き出します。  (BMPは選択枠、グリット等、表示のまま出力します) 9.メニュー:ファイル→開く から、dlaファイルを選び再開できます。  この時、画像ファイルは基準ディレクトリから探し、次に保存ファイルと  同じディレクトリから探します。見つからない場合は、ダイアログが開くので、  手動で探します。画像を指定しない場合は黒い画像として扱い  画像バッファの所では、読み込みエラー と表示されます。 ____________________________________________________________________________ ■表示について 編集エリアの上部に各機能が並んでいます。 □単独表示 選択アイテムだけが、表示されます。他のアイテムを選択したい場合は 単独表示を止めるか、リストボックスから、選びます。 □選択表示 ONの場合、選択アイテムを黄色い枠で囲みます。原点は赤いドットで表示しています。 □グリット グリットが表示されます。横の入力ボックスはグリットの大きさを指定できます。 その横の「色」ボタンはグリットの色を変えます。 (グリットの大きさはスナップモードに影響します) □中心線 画面に中心線を表示します。メニューから、色の選択もできます。 □表示モード コンボボックスにて表示の切り替えが出来ます。 横の入力ボックスは透明度(0〜256) 通常コピー  :画像そのままに表示されます メモリ間コピー:通常コピーと同じ(画像が小さい場合早く処理されます) 透明色    :黒色が透明になります 半透明    :透明度の数値に合わせて半透明になります 透明+半透明合 :指定した色が透明になり、後は半透明の状態 (ディフォルトは黒、メニューから変更できます) 色加算    :透明度の数値に合わせて色加します 色減算    :透明度の数値に合わせて減算します (これらのモードはHSPのgmode命令と同じものです) □背景表示 背景を表示します。画像が読み込まれてない場合は黒色です。 ■モードについて □中心位置モード 左上にある「中心位置モード」のチェックボタンで切り替えます。 モード中は、全ての画像の原点が、画像表示の中心になります。 編集エリアの原点も画面の中央になります。 アイテムの原点は赤いドットで表示されています。(選択表示を切れば消えます) このモードは、各アイテムの位置を相対的に配置したい時に使用します。 例えば、キャラクタを中心において、各パーツを配置して位置を設定したい時など。 □スナップモード 左上にある「スナップ」のチェックボタンで切り替えます。 編集エリア内でのマウスの操作が、グリット枠単位になります。 アイテムを移動させると、原点がグリットに吸い付きます。 ____________________________________________________________________________ ■補足 <画像の取り扱い>------------------------------------ アイテムと画像データは別で管理しています。プロパティの画像バッファの項目で いつでも、切り替える事ができます。 画像取り込みの時、同じ画像を選ぶと、警告がでて、別のバッファとして扱うか 共有するかと聞いてきます。別のバッファを選ぶと同じ画像でも別データとして 扱います。共有にすると、複製と同じ扱いになり、一つの画像で複数のアイテムが 共有するので、メモリが抑えられます。 保存の時、画像は取り込まれるのではなく、参照するためのファイル名しか保存 されません。参照する場所は基準ディレクトリで設定されている所、一ヵ所しか 記録されないので、画像は一つのフォルダにまとめておくと楽です。 (ロード時に、参照場所になくても手動で選ぶ事ができます。) 基準ディレクトリは背景や画像を取り込む度に、取り込んだ先が基準ディレクトリ になります。保存前に基準ディレクトリを変えたい場合は、 メニュー:ファイル→基準ディレクトリの変更 で指定する事ができます。 <マウス操作>---------------------------------------- 画像の取り扱いのほとんどの操作はマウスでおこなえます。 左クリック      :選択 左ドラッグ      :移動 選択枠右下からドラッグ:大きさの変更 Shift+左ドラッグ   :画像表示の移動 ホイール       :表示順番の入れ替え 右クリック      :表示・ロックのメニュー表示 *既存の不具合  ホイール操作の出来るリストボックスなどにフォーカスが合っていると  ホイールによる順番の入れ替えが出来ないので、一度入力ボックスなどを  クリックする事で順番の入れ替えがが出来る様になります。 <キー操作>------------------------------------------ 矢印キー   :アイテムが1ドットずつ移動 Shift+矢印キー:アイテムがグリット分ずつ移動 <リストボックス>------------------------------------- 表示について 【○ 】:標準 【● 】:非表示 【○L】:ロック状態 上から表示される順番で並んでおり、クリックで選択できます。 横にあるボタン、「▲」「▼」で順番の入れ替え 「N」はアイテムの名前を変えるツールを呼び出します。 <dlaファイルについて>-------------------------------- ファイル自体はテキストデータなので、メモ帳などで開く事ができます。 システム設定、ファイル設定、アイテム設定、と上から並んでいるので ゲーム制作等で、数値が欲しい場合は参考にしてください。 また位置データだけが欲しい場合は メニュー:ファイル→位置データをテキスト保存 で、分かりやすく記述しているテキストデータを書き出せます。 <編集エリアのサイズと制限>--------------------------- 起動時は640×480になっています。(ステイタスバーに表示) 「サイズ変更」ボタンから、サイズの変更ができます。 ただし、編集エリアの画面スクロールが実装されていないので お使いのディスプレイの表示サイズが、本ソフト全体の最大サイズ として制限しています。 <その他の制限>---------------------------------------- アイテムの最大数:128コ 背景画像    :1枚 Undo/Redo 等の機能はありません ■メニュー補足 説明にもれたメニュー □ファイル 新規作成:編集データを破棄して、初めの状態にします。      ただし編集エリアのサイズはそのままです。 □編集 画像の置き換え:選択アイテムの画像バッファを新しく読み直します。         画像バッファを共有しているアイテムも変更するので注意して下さい。 値リセット複製:パラメータを初期化して複製します。 値をリセット:パラメータを初期化します。 ____________________________________________________________________________ ■DotLayoutについて 使用条件 DotLayoutはフリーソフトウェアです。 ご自由にお使いください。 なお、著作権は放棄していません。 配布に関して、作者の知らない所での配布は しないで下さい。 免責 このソフトウェアの使用によって生じた損害等については 作者は何も保証する義務を負わないこととさせて頂きます。 各自の自己責任で使用してください。 ■改定履歴 2008.10.25 ver0.1.1.1 表示に関する不都合を修正 2008.10.25 ver0.1.1 ロードの時にサイズの変更がある場合、ソフトが落ちるバグを修正 2008.10.24 ver0.1 _______________________________________________________________ ■謝辞 本ソフトはフリーのスクリプト言語HSP3.1で制作しています。 HSPTV! http://hsp.tv/ HSPの導入のしやすさがなければ、本ソフトは出来なかった事だと思います。 この場を借りて、お礼申し上げます。 ■最後に 何かご意見がある場合は以下のメールにご連絡ください。 chari703-dot@yahoo.co.jp ____________________________________________________________________________ Copyright (c) 2008 chari. 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