主にマップのエディット作業に関する項目について説明します。
全ての操作がキーボードの何らかのキーに割り振ってあります。
そしてその一部はウィンドウ右側のコマンドボタンを押す事でも実行が可能です。
エディットカーソルの移動は、カーソルキー [←] [→] [↑] [↓] によって行います。
カーソルはエディット画面中央位置に固定され、マップが相対的に移動する表示方式です。
[Z] 及び [C] キーで、チップ選択を行います。
選択枠は [Z] キーで左側にシフト、[C] キーで右側にシフトします。
選択中のチップは、ウィンドウの右下に表示されています。
(チップ画像が5つ並んでいる中央が選択枠で、選択中のチップです)
選択チップの表示はループしており、登録最大番号を超えると最小番号に戻り、その逆もまた然りです。
尚、[Shift] キーを押しながら [Z] [C] を押すと選択番号を5つ飛びに進める事が出来ますので、登録個数が多い時には御活用下さい。
[X] キーを押すと、現在のエディットカーソルの場所に選択中のチップを配置します。
[X] キーを押し続けながらカーソル移動を行うと、移動先に連続して同じチップを配置する事が出来ます。
長距離区間に同じチップを配置したい場合に御活用下さい。
(いちいち一歩ずつ移動、配置を繰り返す必要はありません)
尚、[Shift] キーを押しながら [X] キーを押すと、エディットカーソルの位置のデータは消去されます。
(厳密にはチップ番号「0」番のデータが配置されます)
また、その場所に事前に選択チップを配置してあった場合、そのチップを配置する前のチップに戻す事が出来ます。
例えば操作ミスで違うチップを配置してしまった場合、この操作ですぐに元に戻す事が可能です。
(いちいち前のチップ番号を選択して再配置するよりも効率的に元に戻せます。)
但し、このチップ復元機能は最新の配置座標のみ有効であり、それ以前の配置チップには適用されず「消去」されるので御注意下さい。
ウィンドウ右上のコマンドボタン「切替」を押すか、[V] キーを押すと編集するマップの切り替えを行います。
現在編集中のマップ番号は、エディット画面の左上に緑色の文字で表示されています。
(ウィンドウ右側中央のステータス表示部分にも表示されます)
[Ctrl] キーを押すと、2枚のマップの重ね合わせ表示のオン、オフの切り替えが出来ます。
重ね合わせをオンにした場合、編集対象ではない方のマップは薄い色で重ね合わせ表示されます。
これにより、2枚のマップの位置関係を確認しながら双方のマップを編集する事が可能です。
尚、このモードが有効になるとエディット画面の下方中央に緑色の文字で「[bright] XX%」という濃度表示が現れます。
これは重ね合わせ表示時における非編集側のマップの表示濃度を表し、その濃度調整の操作に関しては後ほど説明致します。
[Enter] キーを押すと、エディット画面のカーソルの色、及びマップの上下左右端の境界線の色を変更する事が出来ます。
(色の種類は「緑色」「水色」「黄色」「紫色」「橙色」「白色」の6種類です)
編集に使用しているチップに応じて、カーソルが見易い色を御選択下さい。
ウィンドウ右上のコマンドボタン「ループ」を押すか、[B] キーを押すとエディット画面のループ表示のオン、オフを切り換える事が出来ます。
ループ表示がオンの状態では、「ループ」のコマンドボタンにバックライトが点灯します。
ループ表示がオフの場合、マップ範囲を超える部分は何も表示されませんが、ループ表示がオンの場合は上下及び左右の端がループして連結表示されます。
上下左右がループするマップをエディットしたい場合には、有効な表示手段かと思われます。
またこのループ表示中では、カーソルは境界線を越えて上端から下端、左端から右端に移動が可能になるので、端から端への移動が非常に楽になります。
(編集するマップが大きくなる程、使う機会も増えるでしょう)
ウィンドウ右上のコマンドボタン「速度」を押すか、[N] キーを押すとカーソルの移動速度を変更する事が出来ます。
速度は「普通」「遅い」「速い」の3段階があり、切り換えは「普通」→「遅い」→「速い」→「普通」の順にループします。
現在の移動速度は、ウィンドウ右中央のステータス表示部分に表示されています。
細かい部分の編集時には「普通」か「遅い」に設定し、遠くに移動する場合には「速い」に設定する、といった感じで使い分けると良いでしょう。
エディット画面上でマウスの左右クリックを行うか、[A] または [S] キーを押す事で、エディット画面の表示倍率を段階的に変更する事が出来ます。
エディット枠1セルの初期表示倍率は使用しているチップの大きさとなっており、
の6つの何れかの大きさです。
この倍率切り替え機能は、チップの大きさ自体は変化せず、単純にエディット画面の表示倍率が上記6段階の何れかに自由に変更出来る機能です。
作成するマップの内容にもよりますが、より広範囲にマップを確認しながら作業を進めたい方は、表示倍率を最低にして表示セル総数を最大にし、作業される事をお奨めします。
尚、倍率変更後の約2秒の間、エディット画面右上端に表示倍率が緑色の文字で表示されます。
ウィンドウの右側の中央〜下方部分のステータス表示エリア上でマウスの左右クリックを行うか、[D] または [F] キーを押す事で、上述「7−1−4.作業マップの重ね合わせ表示」時の非編集側マップの表示濃度を調整する事が出来ます。
編集対象側のマップは常に100%の濃度で表示され、非編集側のマップが13%〜100%の範囲にて約12%の刻み(全8段階)で濃度を選択する事が出来ます。
使用するチップの絵柄や使用色に応じ、見易い濃度に調整される事をお勧めします。
尚、重ね合わせ時の濃度はエディット画面中央下方の「[bright] XX%」という表示により表されます。
ウィンドウ右上のコマンドボタン「音」を押すか、[M] キーを押すと、作業中のアクション時に随時発生する「ピッ」「ポッ」と鳴る効果音のオン、オフを切り換える事が出来ます。
効果音がオンの状態では、「音」のコマンドボタンにバックライトが点灯します。
上記「7−1−3」〜「7−1−7」、「7−1−9」〜「7−1−10」の設定は常時コンフィグデータファイル「maped_config」に記憶されます。
これにより本エディッタの再起動後も、それまでの各設定は継続されます。
但し、コンフィグデータファイルを破棄した場合、これらの設定は初期値に戻り、新たに生成されたコンフィグデータファイルに保存されます。
(この場合、後述するチップ画像自動読み込みの設定等も全て初期化されます)