■6.本エディッタの操作概要に関して

「dbmped_h36.exe」を起動する事で、まず最初にデモが始まります。
マウスのクリック操作により、エディット作業を開始する事が出来ます。

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このマップエディッタは、主に「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」等に代表される、トップビュー形式の2次元マップのエディットを目的としています。
ウィンドウの左3/4の範囲がエディット画面です。
エディット画面中央にエディットカーソルがあり、ウィンドウ右下のチップ選択部分の操作で指定したチップをエディットカーソルの位置に配置する、といった編集操作となります。
操作はキーボード操作が主体で、マウス操作は補助的な役割となっています。
エディットカーソルは常に画面中央に位置し、カーソル移動を行うと相対的にマップが上下左右にスクロール移動する表示形式です。

カーソルの移動速度は「遅い」「普通」「速い」の3段階を選べる他、カーソル、ボーダーラインの色変更、マップの上下左右を繋げてループ表示させる「ループ表示切り替え機能」、ウィンドウのサイズを「640x480」「800x600」「960x720」の3段階に変更する機能、表示言語をワンキー操作で日本語/英語に切り替える機能等があります。

他、マップの一部分をコピーして別の場所に貼り付ける「コピー&ペースト機能」、マップの部分的、全体的な「反転処理」、マップ全体を回転させる「回転処理」、マップ中の任意のチップを別のチップに置換、或いはチップ同士を交換する「置換、交換処理」、サイズが「3x3」から「960x960」の範囲で自由に大きさを変更、調整出来る「マップサイズ変更機能」等、マップ編集操作に必要と思われる機能を可能な限り盛り込ませてあります。

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そしてこのエディッタの主たる特徴は、「2枚のマップが同時に編集可能である」という点です。

例えば、ファイナルファンタジーシリーズに代表されるパラレル世界「第1世界」「第2世界」等の、全体像が似て非なるマップを編集したい場合、その2つのマップが常に互いの位置関係を把握し易い表示環境にすれば、編集効率が格段に上がるとは思いませんか?
また、通常のチップ画像によるマップに対し、別のもう1枚の非表示の「属性マップ」を作成し、本来チップが担っていた属性をその2枚目の属性マップに担わせる事で、「同じ絵柄だが役割が違うチップ」を全て排除し、スッキリかつ編集が容易なマップに作り変える事が可能になるとは思いませんか?
(加えその手法は1つのチップに対して幅広い属性設定を可能とします)

では、以降から本エディッタの操作詳細を提示します。

■7.本エディッタの操作詳細に関して

■詳細説明の目次

■7−1.エディット操作主項目

■7−2.マップデータのロード

■7−3.マップデータのセーブ

■7−4.チップの変更

■7−5.マップ全体像の確認

■7−6.マップサイズの変更

■7−7.マップデータの初期化、削除

■7−8.チップの抽出、置換、交換

■7−9.指定範囲での操作

■7−10.マップデータの反転、回転

■7−11.各設定の変更

■7−12.その他の操作