【タイトル】 メタネーションテトリス 【概要】 二酸化炭素を水素によるメタネーションにより、 メタンと水を作るテトリス。 水素にはグリーン、ブルー、グレー水素があり、 二酸化炭素を排出して作られるグレー水素はマイナス要素。 【背景】 昨今、二酸化炭素排出低減が叫ばれる中、 産業界において低減に日夜取組まれているものの、 二酸化炭素排出が不可避な分野(燃焼による高エネルギーが必要なものや工程として二酸化炭素排出が不可避なものなど)があり、 二酸化炭素排出を完全に0にできないという現実がある。 そのような中で、着目されているのがメタネーションであり、 排出された二酸化炭素を回収して、水素と反応させることで、 メタンなどのエネルギーに変換しようという試みである。 一見素晴らしい試みに見えるが、実は大きな落とし穴があることはあまり知られていない。 それは二酸化炭素と反応させる水素を生成する過程における二酸化炭素の取り扱いである。 完全に二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーで作られたものはグリーン水素、二酸化炭素を排出するもののちゃんと回収されるものはブルー水素、二酸化炭素を排出して作られ、さらに回収もされないのはグレー水素と呼ばれる。 すなわち、グレー水素のように折角メタネーションのための水素にもかかわらず、別のところで二酸化炭素を排出していては、本末転倒である。 本ソフト「メタネーションテトリス」は、そのようなメタネーションの課題を広く知らしめるための啓蒙活動の一環として作られた。 そのため単純にCO2とH2を反応させるだけのテトリスではなく、H2に排出由来の概念を付与することで、プレイする人に課題を意識して欲しいと願った。 HSPプログラミングコンテストからSDGs的課題に取り組めたらと思う。 【操作方法】   左右:左右移動    下:下に移動(連続で動かしたいときは連打) スペース:回転 Ctrlキー:光合成(後述) 【基本ルール】 特定の配列の時にメタンや水が生成されて、ブロックが消える。 基本的に左上から処理される。 〇メタンの場合 H HCH C 〇水の場合(90度の角度がついていること。直線では反応しない。) H HO 赤い四角部分にブロックが配置されるとゲーム終了。 【特殊ルール】 光合成 Ctrlキーで実行。 生成した水6個と、場にあるCを6個、Oを12個で、 光合成を行い消し去る。 対象ブロックが消える。基本的に右下から処理される。 【計算方法】 〇水素指数 グリーン水素4点、ブルー水素2点、グレー水素-3点で計算された点数。 〇得点 水素指数と生成されたメタンの数の積。 生成された水は点数には関係ない。 【ブロックの排出率】     CO2:50% グリーンH2:10% ブルーH2:15% グレーH2:25%