HGIMG4のフレームレートに関係するawaitの適切な値について報告します。
●awaitの値はディスプレイのリフレッシュレートと合わせる必要がある
HGIMG4のredraw 0 〜 redraw 1 await 間のawaitの値は、ディスプレイのリフレッシュレートと合わせないと、アプリケーションのフレームレートとズレが起きます。
例えば、ディスプレイのリフレッシュレートが64 Hzの場合、await の値は1000/60ではなく、1000/64でないと画面の更新が4の分、ズレます。
そのズレは、画面上では更新が引っかかったような、途切れ途切れのような状態になります。
そのズレの状態は、画面の更新が遅くなるというより、ビデオテープが時々飛び飛びに再生されるような不自然な状態になります。
この状態は垂直同期モードであるかないかに関わらず発生します。
サンプル等でよく見られるawait 1000/60は、リフレッシュレート60Hzに合わせたものであると思われます。
上記しましたが、例えばディスプレイのリフレッシュレートが64Hzの場合は、awaitの値を1000/60ではなく、1000/64が最適な値となります。
ユーザーにアプリケーションを提供する際は、このawait 1000/fpsのfpsの部分をユーザーが手動で調整できるようにアプリケーションを作成すべきだと思います。
でないと、ディスプレイによっては正常に画面が表示されないこともあるでしょう。
この問題はディプスプレイのリフレッシュレートが60Hz以外の環境にある人しか気づきにくい問題であるので、作品を作るときには注意した方がいいと思います。
これらのことはHGIMG4のマニュアルには記載されていないので、記載した方がいいと思います。