フリーウェアな簡単ファイル暗号化DLL
ラインドール(Rijn.dll)
ラインドール(Rijn.dll)とは、Rijndael(ラインダール)共通鍵暗号技術によるファイル暗号化/復号プログラムをDLL(ダイナミック・リンキング・ライブラリ)化したものです。これを用いれば、誰でも簡単に、解読が著しく困難な強度を備えるファイル暗号化技術を、自らのプログラムに組み込むことが出来ます。
1997年、NIST(米国商務省標準化局)は、これまで利用されてきたものの、強度面での問題が生じてきた、DES暗号に代わる新たな暗号方式(AES)の採用を公募によって行いました。TwoFishを含めた多くの応募の中、ベルギー人の暗号技術者、ヨアン・ダーメンとビンセント・ライメンによって開発された、Rijndael(ラインダール)アルゴリズムは、その洗練された設計を認められ、2000年10月、アメリカ合衆国政府の公認暗号の座を獲得しました。(Rijn.dllでの仕様:最大鍵長256ビット、実質鍵長160ビット、ブロックサイズ128ビット、CBCモード)
なお、この暗号技術はEDでも使用されています。
インターフェイスが単純で扱いやすい。(エクスポートされた関数は指定ファイルの暗号化と復号の二つだけです。)
商用利用もOKなフリーウェアである。(寄付歓迎)
DLLなので(多分)言語に依存しない。(C,C++,VC,VB,Delphi....)
function EncryptFile(SourceFileName,DestFileName,key : PChar) : integer; stdcall; external 'rijn.dll'; function DecryptFile(SourceFileName,DestFileName,key : PChar) : integer; stdcall; external 'rijn.dll';
EncryptFileはファイルを暗号化する関数、DecryptFileはそれを復号する関数で、SourceFileNameには処理するファイル(入力)、DestFileNameは処理後のファイル(出力)を指定します。keyは暗号化/復号に用いるパスワードを指定します。
現時点では他の言語では試していません。。どなたか試した方の情報を求めます。。
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2003/9/2 Ver0.9 初版公開
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