アクションファイルについて

アクションファイルエディタ画面
 アクションとは、メッセージの表示やキャラクターの移動など、ゲームの流れを制御することができる命令群です。
このエディタでアクションを制作、編集することができます。

機能

追加、編集

アクション命令の追加、編集ができます。
追加された命令は、原則として一番上から実行されます。
編集の場合は選択行の、追加なら選択行とその次の行の間に命令を挿入します。

追加、編集時の画面

命令編集画面

一番上のリストが命令群です。動作させたい命令を追加します。
次の行からがパラメーターです。直接入力するか、リストから選択してください。
右の"手入力"にチェックを入れると、リスト選択式のパラメーターでも直接入力できます。
参照を押すとマップなどの座標が簡単に入力できます。
できたらOKボタンを押すと反映されます。

関数、定数挿入画面

関数、定数編集画面

パラメーターが手入力のとき、挿入ボタンで関数や定数を挿入することができます。
上のリストから関数、定数を選択し、下でパラメーターを挿入します。

テンプレート

右側にある「宿屋」などのボタンを押すと、宿屋イベントなど、典型的なアクションが簡単に入力できます。

命令の組み方

命令は、複数の命令や関数を使うと効果的なシナリオやシステムができるようになっています。
ここでは、よく使用する命令の組み方を宿屋のイベントを例として記述します。
関数、定数サンプル画面

変数

変数とは、値を保存しておく入れ物のような役割を果たします。これを使うことで、似たような作業を一つにまとめることができます。 また、代入命令を使うことで値を置き換えたり、計算命令で計算をすることができます。

関数

関数とは、パラメーターを指定すると求めたい値が入っている変数の役割を果たします。
たとえば、「HPを取得」関数(命令一覧では"gethp"と表示される)場合、 最初のパラメーターに0を代入すれば先頭の人、1を代入すれば2番目の人となります。

パラメーター

パラメーターとは、命令や関数の中に指定するオプションです。 メッセージを表示するときの内容や、マップ移動のマップ番号や座標がこれにあたります。 また、パラメータの中に変数を追加することができます。
 パラメータが数字型(メイン画面で""で括られていない)なら 「getsw(8)」
文字列型(メイン画面で""で括られている)なら 「"+getsw(8)+"」
のように入力してください。

条件分岐

条件分岐はある式を満たす場合、条件分岐内の命令を実行し、 そうでない場合、条件分岐区間の終わりまで飛ばすことができる命令です。 条件分岐内で条件分岐命令を入れた場合の対応位置は入れ子扱いとなります。
この命令を挟んだ場合、エディタの表示は一段移動します。

選択肢

選択肢は、メッセージカテゴリの「選択肢」を使います。 選択肢に表示したい内容を入力しOKを押します。 その後、次の行に「条件分岐」を入れます。パラメーターは
  1. 戻り値を表す変数の「rv」
  2. 「=」
  3. 選択肢の番号のインデックス(一番上の選択肢は0、2番目は1、n番目はn-1を入力)
です。 これを各選択肢ごと用意します。

繰り返し

繰り返しは、同じ作業を繰り返したいときに回数を指定すれば自動的に行ってくれます。
この命令を挟んだ場合、エディタの表示は一段移動します。
繰り返した回数が変数「cnt」に代入されます。1回目の実行の時の「cnt」は0、2回目は1となります。

パラメーター代入命令

パラメーターとは、命令を実行するときにオブジェクトのパラメーターから代入される変数のことです。
「パラメーター代入」を最初の行に入れると、指定した変数にオブジェクトエディタで指定した内容の数字や文字列が代入されます。
宿屋の例では、町によって違う価格を設定できるようにこの命令を使っています。

命令、関数一覧

命令、関数の一例です。 ここに載っていない命令はツール上での説明を参考にしてください。
メッセージ
メッセージを表示します。ウインドウ枠からはみ出さないように自動的に整形します。
装飾付きメッセージ
装飾付きメッセージを表示します。タグを挟むと、文字の色とスタイルが変わります。
選択肢
選択肢を表示します。戻り値rvに選択番号が代入されます。(0から始まる)
条件分岐
条件式が発動されたら条件分岐の終了までの命令を実行します。
繰り返し
指定した回数繰り返します。
変数定義、代入
変数を定義、して、値を代入します。変数名は半角英数字(1字目は英字のみ)で定義できます。

TOP