【ソフト名】 Maze In Cube 【著 作 権】 sin 【 種 別 】 フリーソフト 【ジャンル】 擬似3D迷路ゲーム 【 備 考 】 2008コンテスト(HSPTV部門)にて公開 0. はじめに  本ソフトは擬似3D表示の迷路探索ゲームです。line描画などで壁などを表示し ているため、迷路の表示に関しては動作が比較的軽いです。一方、迷路の生成に ついては、アルゴリズムの都合上、一時的に負荷がかかりますが、本ソフトでプ レイできる範囲は、開発環境でのテスト結果で1秒以内に生成できる範囲に限定 してあるため、いきなりフリーズするなどという自体にはならないように設計し てあります。 コンセプトは「脳の活性化」と「空間認識能力の向上」。表示は擬似3Dですが、 迷路は3Dそのものであるため、一般的な迷路の"縦"と"横"のニ次元に加えて"高さ" というもう一つの次元を持った3D迷路は、普通の迷路とはまた違った面白さがあ ります。ゲームをしながら空間認識能力を磨きつつ、飽きるまでお楽しみいただ ければ幸いです。 1. 概要  本ソフトは擬似3D表示による迷路探索ゲームです。  最初に、LEVEL SELECT画面で難易度を選択します。  LEVELの選択が終わると、本編に画面が切り替わり、ゲームが開始されます。 本編では、カーソルキー[←][↑][→][↓]とスペースキーを使用して迷路内を移動 しながら、各階層ごとに決められた出口(Next)を探します。プレーヤーが出口と重 なった状態でEnterキーを押すと、次の階層へと移動します。その際、迷路の広さが 一段階上がり、地形も再生成されるため、階層を移動するごとに徐々に難易度が上 がっていきます。最終回はLEVELにより若干異なりますが、大体30階くらいとなって います。  本編中にESCキーを押すと、最初のLEVEL SELECT画面に映ります。その際、確認 メッセージなどは表示されません。一度最初のLEVEL SELECT画面に戻ると、それま でに進んだ階層数やPtはリセットされてしまいます。ESCを押すときはゲームを止め たいのみにしてください。 2. 使用準備  HSPTVを起動した後、このプログラムを起動してください。 3.操作(簡略説明) カーソルキー------------LEVEL選択(LEVEL SELECT画面), 方向転換(本編) スペースキー------------前進(本編) Enterキー---------------出口(Next)時に次の階層へ移動(本編), 出口でないときはAncの設置(本編) ESCキー-----------------LEVEL SELECT画面へ戻る(本編) 4.使用方法  LEVEL SELECT画面:  起動直後はLEVEL SELECT画面となり、画面中央に操作キーとLEVELの対応が表示 されます。カーソルキーの何れかかを押すと、対応したLEVELとして初期設定をし 、本編へ移動してゲームを開始します。  LEVELは、ゲームの難易度の指標ですが、正確には、開始直後の迷路サイズと、 本編中で表示する情報の制限を示しています。 以下、各LEVELの概容について示します。  ・全レベル共通 ・1階層ごとに迷路サイズが2上昇 ・共通表示情報として、現在の階層(?F)とポイント(Pt)を表示 ・表示しない情報の部分は空文となっている  ・レベルごとの対応表 カーソルキー LEVEL 開始直後の迷路サイズ 表示情報 [←] EASY 3× 3× 3 自座標(m),前方向(v),出口(g) [↑] NORMAL 5× 5× 5 自座標(m),出口(g) [→] HARD 7× 7× 7 自座標(m) [↓] EXTRA 11×11×11 なし  自座標(m),前方向(v),出口(g)については"本編操作"の項で説明します。  また、"LEVEL SELECT"の横に表示されている"Pt"は、直前の本編で取得した 最終的なポイントです。ただし、本ソフトを終了させると、この値は0に初期化 されます。  本編操作:  スペースキーによる"前進"とカーソルキーによる"方向転換"により、出口を 発見し、次の階層へ進むことを目的としています。  出口とは、迷路内部で円形が表示され、左下に"Next"と表示された座標のこと を指します。現在地が出口のとき、Enterキーを押すことで、次の階層へ移動する ことができます。  現在地が出口でないときにEnterキーを押すと、その場所にアンカー(Anc)を設置 します。アンカーは、一種の目印のようなもので、それ自体に効果はないですが、 探索途中のチェックポイントとして立てることで、次回同じ地点を通るときの目印 とすることができます。ただし、アンカーは複数設置することはできず、新たに設 置しようとすると、古いアンカーは自動消滅します。  迷路における現在の情報は、以下のような形式で画面右上に表示されます。 ・LEVEL表示 ・最初に選択したLEVEL "EASY","NORMAL","HARD","EXTRA"の何れかが 表示される。 ・階層表示 ・現在の階層が"?F"というかたちで表示される。 ・ポイント表示 ・現在のポイントが"Pt:????"という形で表示される。 ・ポイントの取得方法については別途後述する。 ・現在地座標 ・現在地の座標が"m(x,y,z)"という形で表示される。 ・表示されるのは"EASY","NORMAL","HARD"のみ。 ・前方向成分 ・前進する方向のベクトル成分が"v(x,y,z)という形で表示される。 ・表示されるのは"EASY"のみ。 ・出口座標 ・出口の座標が"g(x,y,z)"という形で表示される。 ・表示されるのは"EASY","NORMAL"のみ。  移動操作:  本編ではスペースキーによる"前進"とカーソルキーによる"方向転換"により、 座標間を移動します。  "前進"はその名の通り、前方向に移動します。現在の前方向が何なのかは、 前方向成分を見るか、移動前後の現在地座標の変化から推測することでわかります。 ただし、LEVELが"EXTRA"のときはいずれも表示されないため、3Dのマップ表示から 大体の位置を把握することしかできません。  "方向転換"では、対応したカーソルキーを押すことで、その方向へ方向を変えます。 例えば、[←]では左に向きを変え、[↑]では上に向きを変えるなど、実際に操作して みれば、大体のことはわかると思います。ただし、地形によっては全く変化のないよう に見えることもあるので、その場合は別方向へ方向転換してみると、方向が変わって いることがわかると思います。  この迷路は3Dであるため、方向といっても前方向以外に上方向や横方向などもありま す。そのため、[←][↑][→]と押すと前方向は最初と同じですが、上方向や横方向が 時計回りに90°傾いた向きになっています。  探索はこのようなことに注意しないと、方向感覚がわからなくなってしまいます。 そのため、水平方向を固定しして考えながら移動するなど、空間の認識方法について、 工夫するとよいでしょう。  迷路の広さ:  出口により階層数を上げていくことで、迷路の広さは徐々に広くなります。 当然ですが、広ければ広いほど、迷路の構造は複雑なものとなります。  通路について:  全ての通路は、何らかの形で必ず繋がっています。ただし、特定の座標に沿った 並行移動で行けるという保障はありません。時には遠回りをすることで、出口に辿 りつけることもあります。  出口の位置:  出口の位置は、迷路生成時(階層が変わった直後)に完全ランダムで設定されます。 そのため、運次第で初期位置から近いときもあれば遠いときもあります。  ただし、出口は一つの階層に必ず一つあり、壁に埋もれているなどということも ありません。迷路がどんなに複雑化しても、探せば必ずどこかにあります。  ポイントについて:  ポイントは、階層を移動する際に付与され、その累積値が表示されます。 付与されるポイント値に影響する要素は以下の4つ。 ゲームLEVEL(+) 現在の階層数(+) 現在の階層の広さ(+) 現在の階層での移動数(-) (+)の要素は、大きければ多いほど付与されるポイントが高くなります。 (-)の要素は、大きければ多いほど付与されるポイントから減点されます。 (-)値が(+)値を超えると、付与されるポイントもマイナスになってしまうため、 ポイントを気にするのであれば、(-)要素を減らすことを考慮するとよいでしょう。 ちなみに、移動数に含まれる操作は"前進"のみで、"方向転換"は含まれません。 5. 免責事項 本ソフトを利用した上で生じたいかなる損害について、作者はその責を負わないものとします。 ソフトの使用については全て自己責任でお願いします。 5. 著作権について  著作権は各著作物における作者が保持するものとします。 従って、本作品の著作権は作者sinにあります。 二次配布について許可しますが、本ソフトに何らかの手を加えたのち個人の範囲を超えた 許可なき配布は禁止します。