MMLstep/Lite
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■概要
  ソフトシンセを積んだ MML インタプリタです。
  結構なマシンパワーを要求します。（主にソフトシンセが）

  起動時のサンプル曲(6トラック同時発音)を音切れせずに再生させるには、
  SuperPI 104万桁を 35 秒程度で実行できる CPU パワーが必要です。

  音が途切れがちな場合は、Wave ファイルへのエクスポートを使用してください。
  作成した音楽は、自由にご利用ください。


■仕様
  MML 書式      ：独自形式
  MML 文書長    ：1MB まで
  トラック数    ：無制限
  同時発音数    ：無制限
  ループスタック：100 段
  出力周波数    ：リアルタイム再生時 22kHz、Wave 出力時 44kHz


■MMLフォーマット
  1 行に 1 トラックで記述します。
  コマンドは、大文字小文字を区別しません。
  また、空白・タブ・カンマは無視されます。桁合わせは自由に行ってください。
  コマンドに含まれる n は、そこに任意桁の数字が入ることを示します。


  ●発音コマンド
  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
	C D E F G A B R … ドレミファソラシ、休符

	発音コマンドの後ろに制御文字を追加することで、音の加工ができます。

	数 : 音の長さを指定できます。（C8であれば、八分音符）
	+  : 音の高さが半音上がります。
	-  : 音の高さが半音下がります。
	.  : 音の長さが 1.5 倍になります。（付点音符）
	&  : 次の音と切れずに繋がります。

	音の長さを省略した場合、四分音符になります。
	省略時の動作は変更可能です。


  ●音色変更コマンド
  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
	@n : 音色を変更します。
		n = 0 : 矩形波(50:50)
		n = 1 : 矩形波(25:75)
		n = 2 : のこぎり波
		n = 3 : 三角波
		n = 4 : S&Hノイズ（音程を感じられるノイズ）


  ●オクターブコマンド
  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
	On : 以降の発音におけるオクターブを設定します。再生開始時は O4 です。
	<  : 以降の発音を 1 オクターブ下げます。（鍵盤の左に移動）
	>  : 以降の発音を 1 オクターブ上げます。（鍵盤の右に移動）


  ●音長指定コマンド
  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
	Ln : 発音コマンドで音の長さを省略した場合の値を指定します。
	Qn : 発音した音量がフェードアウトによりゼロになる時刻（ゲートタイム）の
	     割合を、音の長さを 8 で割った単位で指定します。(デフォルトは 8)


  ●音量指定コマンド
  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
	Vn : 以降の発音のボリュームを設定します。デフォルト値は 100 です。


  ●テンポ指定コマンド
  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
	Tn : テンポを指定します（全トラック共通）。デフォルト値は 120 です。


  ●ピッチ変化指定コマンド
  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
	Mn : ゲートタイムに応じて、ピッチが自動的に変化します。効果音用です。
             M-1000 ならば、発音が終わるまでに周波数が 1000Hz 下がります。


  ●ループコマンド
  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
	[ ]n : カッコ内のコマンド列を、n 回繰り返します。入れ子が可能です。
               n を省略、あるいはゼロにすると無限ループになりますが、
               Wave の出力も停止しなくなりますのでご注意ください。


  ●行単位のコマンド
  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
	";" で始まる行：コメント
	"*"   のみの行：全トラック改行


■サンプル曲

  編集画面に貼り付けて F5 で再生できます。

;●かえるのうた 4 輪唱
          cdefedcr efgagfer [c2]4 l8ccddeeffl4edc2
@1o3[r1]2 cdefedcr efgagfer [c2]4 l8ccddeeffl4edc2
@2o2[r1]4 cdefedcr efgagfer [c2]4 l8ccddeeffl4edc2
@3o2[r1]6 cdefedcr efgagfer [c2]4 l8ccddeeffl4edc2


;●GeoShooters st.9-11
t150@2l8q24o3[[a>e<a>d16<ab>c16d<b]2[g>d<g>c16<gb>c16d<b]2f>c<fb16fab16>cd<g>d<g>c16<gb>c16de<]7
@4l16v120[o10q5[[c]7>g8<[c]7]5[c]4o9c8.o10co9q12cccccrcc]7
@3m-10q3o3[r1]4[e]8[[e]48]3
@1q14o4[r1]6[[>c8&c2.<b16>c16d.<b.g]2a.>c.e<b.>d.gc.e.ab.>c.<bg.d.<gb.>c.<ga8&a2.g16a16b.>c.<b8g8]3
@1q16o1l16[r1]6[[[arar>ga<a>e8<a>f<a>gd<bg]2[grgr>fg<gg8g8g>fgrg<]2frfr>fc<f>f8<f>f<f>frfg<grgr>gd<g>g8<g>g<g>grg<g]2]3


;●起動時サンプル
T80@2o1l1q15[afge]4
@1q14[aea>ce&e8.d32c32<bg8a8>d&d8.c32<b32ge>c<bl12geg>dc<bl4]4
@0v80q18[o3eceag.f16e16cd8e8<b.>c16<b16g>egegb]4
@1v120l16o2[[a>ede<]4[a>geg<]4[g>dcd<]4[ebgb]4]4
@3m-10v300q3o3l16[e8rrre8r]16
@4q5v120l16[ro6co9go6c]32