まずは準備

Soft Ffruitのホームページ以外からダウンロードされた方は、改めてホームページからarcofull.zipをダウンロードしてください。最新版ではない可能性があります。
ファイルの最後にあるzipというのはzip形式の圧縮ファイルという意味の拡張子です。圧縮とは一定の法則に基づき情報を保ったまま容量を削減することです。

次にそれを解凍(展開とも言うが今後解凍で統一)して下さい。arcofull.zipをクリックで選択し、右クリックをすればその項目が現れます。解凍後に現れる内容で重要なのは次の5個です。


これで準備は整いました。
消したい時は現れたフォルダをゴミ箱に入れれば完了します。

簡単な各アイコンの解説
info_dataフォルダ 辞書ツール(dic.exe)で表示するデータが入っています。配布時以外は消さないようにして下さい
start.asdf Arco.exeで最初に実行するスクリプトファイルです。これがないとエラーが発生します。
(読み:スタート・ドット・アルコ・スクリプト・データ・ファイル)
hmm.dll 音関連を制御するDLLです。Arco.exeと1セットとして考えてください。
Arco.exe スクリプトの実行ファイルです。これがないと動きません。
dic.exe コマンドのリストと簡単な解説が表示される実行ファイルです。



関連付けをしよう

最初に現れた内容を確認するとstart.asdfのアイコンが違う事に気がつくと思います。
これは拡張子(プログラムがファイルの種類を確認する時に使うもの)asdfをWindowsが認識していない事を表します。認識させるために関連付けを行いましょう。

start.asdfの上で右クリックを行い、プロパティを開いてください。
不明なプログラム」という形で表示されていると思います。

次に、「変更」というボタンがあるのでそれを押します。
すると「ファイルを開くプログラムの選択」が開かれるので、そこからノートパッドを選択してOKを押してください。

これで関連付けは完了です。
start.asdfのアイコンがノートパッドの物に変更された筈です。
今後はスクリプトファイルをダブルクリックすると、ノートパッドを使用して開かれるようになります。




予備知識

このツールはスクリプト形式の物語作成ツールです。というのが私の本来の目的で、ユーザーの皆様は基本的にAVGを含むSTGやらシューティングやらアクションを作成されてらっしゃいます。個人的には物語として成り立っていれば何でも良いのですが、そこそこの応用が効くということの一例として挙げさせて頂きました。

まずスクリプトとは1行1行に書き込まれたコマンドを順番通りに再現する形式です。最初の行は1行目ではなく必ず0行目、1行目、2行目という形で進められます。
次に必ず上書き保存した後で実行テストを行ってください。そうしなければスクリプトは実行されません。

コマンドにはパラメータと呼ばれる設定事項があり、これは辞書ツールにてp1、p2といった具合に表示されています。p1とはパラメータ1という意味です。
パラメータに入力する数値、コンマは必ず半角英数字にて入力してください。もし数値を全角にて入力するとそれは0と認識されます。
またコマンドとパラメータの間のスペースも半角でお願いします。間違った場合はコマンドエラーとして表示されます。

よくあるミスがコマンドの最後に余分なスペースをつける事です。場合によってはラベルが見つからないまま、延々と探し続けることになります。これはHTMLのサンプルをコピーした際によく起きる問題です。
お気を付け下さい。

応用として「!color 0,10,0」という設定の場合は「!color ,10」と設定しても同じ効果を持ちます。その後に入力される部分が0の場合は特に設定を省略できます。

詳細な機能限界を知りたい方は仕様ガイドを参照して下さい。

当ツールを使用して制作された作品をご覧になられたい方は、コチラがお勧めです。

サイト名 作品名 好きな命令 コマンド使用数(自己申告制)
もっとがんばれ猫親分 RoG !getcolor 半分以下



注意:特に用語や考え方に関して私の意見が正しいとは限りません。ヘルプや講座の内容は基本的にツールに合わせているので、本来のものとは異なる部分があります。