mod_GUIOBJ 説明2

 

< この文書について >

これは「mod_GUIOBJ」の説明書の2枚目です。

 

< 機能 >

< リストボックス >

枠無しウィンドウを2枚使ってリストボックスを作ります。
最大で50個まで管理できます。
リストボックス1つにつき、アイテムは最大で5000個まで管理できます。

CTRLキーによる複数選択やSHIFTキーによる一括選択に対応しています。
また、アイテムのメッセージには複数行文字列も使えます。

設置
削除
アイテムの変更
アイテムの状態の取得
アイテムの状態の設定
指定したアイテムが上端に来るようにスクロール
装飾の変更
有効化/無効化
表示/非表示
位置の変更
内部情報の取得

リストボックス作成時に垂直スクロールバーがボックスの右隣に設置されます。
スクロール度合いの取得や設定は、スクロールバーを通して行ってください。

 

< ドロップダウンリスト >

枠無しウィンドウを3枚使ってドロップダウンリストを作成します。
主要な部分はリストボックスでできています。
最大で50個まで管理できます。
ドロップダウンリスト1つにつき、アイテムは最大で5000個まで管理できます。

設置
削除
選択されているアイテムのIDを取得
装飾の変更
有効化/無効化
表示/非表示
位置の変更
内部情報の取得

 

< スクロールエリア >

枠無しウィンドウを3つ使ってスクロールエリアを作成します。
最大で100個まで管理できます。

設置
削除
中身の入れ替え
スクロール度合いの取得
スクロール
装飾の変更
マウスホイール操作によるスクロールの有効/無効の設定
有効化/無効化
表示/非表示
位置の変更
内部情報の取得

 

< 命令・関数 >

< リストボックス >

命令・関数 説明
MGO_SetListbox
現在の操作先ウィンドウの、pos命令で指定されている場所にリストボックスを設置します。

[書式]

MGO_SetListBox array1,array2,array3,str,label

array1 : 設定用変数1
array2 : 〃2
array3 : 〃3
str    : 使用するフォントの名

label  : アイテムの選択状態が変化する度にサブルーチンジャンプするラベルの情報を格納したラベル型変数

< 設定用変数1 >

整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0) ボックスとして使うウィンドウのID
(1) 垂直スクロールバーとして使うウィンドウのID
(2) アイテムのxサイズ
(3) 〃yサイズ(≧12px)
(4) ボックス内に同時に表示できるアイテムの個数(≧4)

・ボックスの外枠xサイズはアイテムのxサイズ+2になります。
・ボックスの外枠yサイズはアイテムの(yサイズ)*(ボックス内に収めるアイテムの個数)+2になります。
・スクロールバーの幅は15pxで固定です。

< 設定用変数2 >

整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0) アイテムのメッセージの論理フォントサイズ
(1) アイテムのメッセージの左端xオフセット
(2),(3),(4) アイテムの非選択状態の背景色のr,g,b値
(5),(6),(7) 〃文字色〃
(8),(9),(10) アイテムの選択状態の背景色のr,g,b値
(11),(12),(13) 〃文字色〃
(14),(15),(16) ボックスの枠の色のr,g,b値
(17),(18),(19) 区切り線の色のr,g,b値


< 設定用変数3 >

スクロールバーの外観の設定を記述します。
特殊な用語については、スクロールバーの説明を参照してください。
整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0) 素材画像の存在するウィンドウID
(1),(2) 「↑」アロー用画像セットの左上x,y座標
(3),(4) 「↓」アロー用画像セットの左上x,y座標
(5),(6) レール用画像の左上x,y座標
(7),(8) つまみ用画像セットの左上x,y座標
(9) つまみの不透明度(0〜255)

無事に設置できた場合は、設置されたリストボックスのIDがstatに格納されます。
それ以外の場合は-1が格納されます。

設置直後はアイテムが何も無い状態です。「MGO_ChangeItem_LB」命令でアイテムをセットしてください。

アイテムの選択状態が変化する度に「label1」で指定されたラベルにサブルーチンジャンプしますが、その際、操作されているリストボックスのIDと選択されているアイテムの個数は「id@GUIOBJ_293」,「num1_public@GUIOBJ_293」整数型変数でそれぞれ参照できます。

MGO_DelListBox
リストボックスを削除します

[書式]

MGO_DelListBox id

id : 削除対象のリストボックスのID

無事に削除できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_ChangeItem_LB
リストボックスのアイテムを変更します。

[書式]

MGO_ChangeItem_LB id,num,array

id : 対象のリストボックスのID
num : アイテムの個数

array : アイテムリスト

アイテムリストは文字列型配列変数です。要素(k)に第k番アイテム(k=0,1,2,・・・)のメッセージを入れてください。複数行文字列も使えます
numでアイテムの個数を指定します。

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_GetItemStat_LB
リストボックスのアイテムの状態を取得します。

[書式]

MGO_GetItemStat_LB id,array

id : 対象のリストボックスのID
array : 結果を格納する変数(初期化不要)

< array >

要素(k) (k=1,2,3,・・・)は第k番アイテムの状態を記録します。
内容について、(-1,0,1)=(無効,非選択,選択)。

無事に取得できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_SetItemStat_LB
リストボックスのアイテムの状態を設定します。

[書式]

MGO_SetItemStat_LB id,array

id : 対象のリストボックスのID
array : 設定用変数

< array >

要素(k) (k=1,2,3,・・・)は第k番アイテムの状態を記録します。
内容について、(-1,0,1)=(無効,非選択,選択)。

無事に設定できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_ScrollA_LB
指定したアイテムがボックスの上端に表示されるようにスクロールします。

[書式]

MGO_ScrollA_LB id,p

id : 対象のリストボックスのID
p : 対象のアイテムのID

末端付近のアイテムは上端に表示することはできませんが、最大限スクロールされます。

無事にスクロールできた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_ChangeLBAppearance
リストボックスの装飾を変更します。

[書式]

MGO_ChangeLBAppearance id,array,str

id : 対象のリストボックスのID
array : 設定用変数
str : 使用するフォントの名

< array >

整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0) アイテムのメッセージの論理フォントサイズ
(1) アイテムのメッセージの左端xオフセット
(2),(3),(4) アイテムの非選択状態の背景色のr,g,b値
(5),(6),(7) 〃文字色〃
(8),(9),(10) アイテムの選択状態の背景色のr,g,b値
(11),(12),(13) 〃文字色〃
(14),(15),(16) ボックスの枠の色のr,g,b値
(17),(18),(19) 区切り線の色のr,g,b値

この命令ではスクロールバーの装飾は変更できません。変更したい場合はスクロールバーの機能を使ってください。

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_EnableOrNot_LB
リストボックスの有効/無効を設定します。

[書式]

MGO_EnableOrNot_LB id,opt

id : 対象のリストボックスのID
opt : 設定。(0,1)=(無効/有効)

無事に設定できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_VisibleOrNot_LB
リストボックスの表示/非表示を設定します。

[書式]

MGO_VisibleOrNot_LB id,opt

id : 対象のリストボックスのID
opt : 設定。(0,1)=(非表示/表示)

無事に設定できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_MoveListBox
リストボックスの位置を変更します。

[書式]

MGO_MoveListBox id,x,y

id : 対象のリストボックスのID
x,y : 新しい座標

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_GetInternalInfo_LB
リストボックスの内部情報を取得します。

[書式]

MGO_GetInternalInfo_LB id,array1,array2,array3,var,label

id : 対象のリストボックスのID
array1 : 結果1を格納する変数
array2 : 〃2〃
array3 : 〃3〃
var : アイテムのメッセージに使用するフォントの名を受け取る変数
label : アイテムの選択状態が変化する度にサブルーチンジャンプするラベルの情報を受け取る変数

< array1 >

整数型配列で、各要素に保存される値は次の通りです。

(0) アイテムのメッセージの論理フォントサイズ
(1) アイテムのメッセージの左端xオフセット
(2),(3),(4) アイテムの非選択状態の背景色のr,g,b値
(5),(6),(7) 〃文字色〃
(8),(9),(10) アイテムの選択状態の背景色のr,g,b値
(11),(12),(13) 〃文字色〃
(14),(15),(16) ボックスの枠の色のr,g,b値
(17),(18) ボックスの外枠のx,yサイズ
(19),(20) 〃内枠〃
(21),(22) アイテムのx,yサイズ
(23) 保持するアイテムの個数
(24) ボックス内に収まるアイテムの個数
(25) ボックスのウィンドウID
(26) 〃ウィンドウハンドル
(27) 連携する垂直スクロールバーのID
(28) 選択状態のアイテムの個数
(29) ボックス上端に表示されているアイテムのID
(30),(31),(32) 区切り線の色のr,g,b値
(33) 有効,無効。(0,1)=(無効,有効)
(34) 表示/非表示。(0,1)=(非表示,表示)
(35) 複数選択可/不可。(0,1)=(不可,可)

< array2 >

整数型配列です。
要素(a,*)は第a番アイテム(a=0,1,2,・・・)の情報が記録されます。

(a,0) : アイテムの有効/無効 (0,1)=(無効,有効)
(a,1) : アイテムの選択/非選択 (0,1)=(非選択,選択)

< array3 >

文字列型配列です。
要素(a)は第a番アイテムのメッセージを記録します。

無事に取得できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

   
MGO_SetDDL
現在の操作先ウィンドウのカレントポジションにドロップダウンリストを設置します。

[書式]

MGO_SetDDL id,array1,array2,array3,array4 ,str,label

id : ドロップダウンボックスとして使用するウィンドウのID
array1
: 設定用変数1

array2 : 〃2
array3 : 〃3
array4 : 〃4
str    : 使用するフォントの名

label  : アイテムの選択状態が変化する度にサブルーチンジャンプするラベルの情報を格納したラベル型変数

< array1 >

リストボックスのシステム設定を記述します。

整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0) リストボックスのボックスとして使うウィンドウのID
(1) 垂直スクロールバーとして使うウィンドウのID
(2) アイテムのxサイズ
(3) 〃yサイズ(≧12px)
(4) ボックス内に同時に表示できるアイテムの個数(≧4)

・ドロップダウンリストの外枠xサイズは アイテムのxサイズ+17 になります。
・〃yサイズはアイテムのyサイズ+2になります。

その他の仕様はリストボックスに依存します。

< array2 >

リストボックスの外観を記述します。

整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0) アイテムのメッセージの論理フォントサイズ
(1) アイテムのメッセージの左端xオフセット
(2),(3),(4) アイテムの非選択状態の背景色のr,g,b値
(5),(6),(7) 〃文字色〃
(8),(9),(10) アイテムの選択状態の背景色のr,g,b値
(11),(12),(13) 〃文字色〃
(14),(15),(16) ボックスの枠の色のr,g,b値
(17),(18),(19) 区切り線の色のr,g,b値

・ドロップダウンボックスの枠はリストボックスの枠と同じ色になります。
・ドロップダウンボックスのメッセージの左端xオフセットはアイテムのメッセージのそれと同じです。

< array3 >

スクロールバーの外観の設定を記述します。
特殊な用語については、スクロールバーの説明を参照してください。
整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0) 素材画像の存在するウィンドウID
(1),(2) 「↑」アロー用画像セットの左上x,y座標
(3),(4) 「↓」アロー用画像セットの左上x,y座標
(5),(6) レール用画像の左上x,y座標
(7),(8) つまみ用画像セットの左上x,y座標
(9) つまみの不透明度(0〜255)

< array4 >

ドロップダウンボックスの外観の設定を記述します。

整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0),(1),(2) 背景色のr,g,b値
(3),(4),(5) 文字色〃
(6),(7),(8) 枠の色〃
(9) ドロップダウンボタン用画像素材があるウィンドウのID
(10),(11) 〃画像素材(※)の左上x,y座標

・ドロップダウンボタンは正方形で、1辺の長さはアイテムのyサイズ+2です。
メッセージのフォントサイズは、リストボックスのそれと同じになります。

※左から順に「通常」,「マウスオーバー」,「押し下げ」の3状態を並べて用意してください。

 

無事に設置できた場合は、設置されたドロップダウンリストのIDがstatに格納されます。
それ以外の場合は-1が格納されます。

設置直後はアイテムが何も無い状態です。「MGO_ChangeItem_LB」命令でアイテムをセットしてください。

選択状態が変化する度に「label1」で指定されたラベルにサブルーチンジャンプしますが、その際、操作されているドロップダウンリストのIDと選択されているアイテムのIDが「id@GUIOBJ_311」,「id_item@GUIOBJ_311」整数型変数でそれぞれ参照できます。

MGO_DelDDL
指定されたドロップダウンリストを削除します。

[書式]

MGO_DelDDL id

id : 対象のドロップダウンリストのid

無事に削除できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_GetItemID_celected
ドロップダウンリストで選択されているアイテムのIDを取得します。

[書式]

val = MGO_GetItemID_celected(id)

id : 対象のドロップダウンリストのid

エラーが発生した場合は-1が返ります。

MGO_ChAppearance_DDL
ドロップダウンリストの装飾を変更します。

※この命令ではリストボックスの装飾は変更できません。変更したい場合はリストボックスの機能を使ってください。


[書式]

 MGO_ChAppearance_DDL id ,array

id : 対象のドロップダウンリストのid
array : 設定用変数

< array >

整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0),(1),(2) 背景色のr,g,b値
(3),(4),(5) 文字色〃
(6),(7),(8) 枠の色〃
(9) ドロップダウンボタン用画像素材があるウィンドウのID
(10),(11) 〃画像素材の左上x,y座標

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_EnableOrNot_DDL
ドロップダウンリストの有効/無効を切り替えます。

[書式]

MGO_EnableOrNot_DDL id,opt

id : 対象のドロップダウンリストのid
opt : オプション。(0,1)=(無効,有効)

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_VisibleOrNot_DDL
ドロップダウンリストの表示/非表示を切り替えます。

[書式]

MGO_VisibleOrNot_DDL id,opt

id : 対象のドロップダウンリストのid
opt : オプション。(0,1)=(非表示,表示)

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_MoveDDL
ドロップダウンリストの位置を変更します。

[書式]

MGO_MoveDDL id,x,y

id : 対象のドロップダウンリストのid
x,y : 新しい座標

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_GetInternalInfo_DDL
ドロップダウンリストの内部情報を取得します。

[書式]

MGO_GetInternalInfo_DDL id,array,var1,var2

id : 対象のドロップダウンリストのid
array : 数値型の結果を格納する変数
var1 : 使用しているフォントの名を受け取る変数
var2 : アイテムの選択状態が変化したときにサブルーチンジャンプするラベルの情報を受け取る変数

< array >

整数型配列で、各要素に保存される値は次の通りです。

(0) 有効/無効。(0,1)=(無効,有効)
(1) 表示/非表示。(0,1)=(非表示,表示)
(2) 使用するフォントの論理サイズ
(4),(5) ドロップダウンボックス(DDbox)外枠x,yサイズ
(5),(6) 〃内枠〃
(7),(8),(9) DDboxの背景色のr,g,b値
(10),(11),(12) 〃文字色〃
(13),(14),(15) 〃枠の色〃
(16) DDboxのウィンドウID
(17) 〃ウィンドウハンドル
(18) 選択されているアイテムのID
(19) 連携するリストボックスのID
(20) ドロップダウンボタンの画像素材のあるウィンドウのID
(21),(22) 〃画像素材の左上x,y座標
(23),(24) 展開時のウィンドウx,yサイズ
(25) ドロップダウンボタンのHSPウィンドウオブジェクトID
(26) 〃ウィンドウハンドル
(27) ドロップダウンボックスに表示するメッセージの左端xオフセット
(28) リストの開閉状態(0,1)=(閉,開)
(29) 親ウィンドウのID

無事に取得できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

   
MGO_SetScrollArea
現在の操作先ウィンドウのカレントポジションにスクロールエリアを設置します。

[書式]

MGO_SetScrollArea array1,array2,array3 ,label1, label2

array1〜3 : 設定用変数
label1 : スクロールされる度にサブルーチンジャンプするラベルの情報を格納したラベル型変数
label2 : エリアの中身のウィンドウに対してマウスホイールの回転があったときにサブルーチンジャンプするラベルの情報を格納したラベル型変数

< array1 >

整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0) スクロールエリアとして使うウィンドウのID
(1) 水平スクロールバーとして使うウィンドウのID
(2) 垂直〃
(3),(4) エリアのx,yサイズ(≧39px)
(5),(6),(7) エリアの背景色のr,g,b値
(8) 中身(ウィンドウ)のID
(9) スクロールバー上での一回のアロークリックや矢印キー入力でスクロールする量(px)

スクロールバーの幅は15pxで固定です。

< array2 >

水平スクロールバーの外観の設定を記述します。
特殊な用語については、スクロールバーの説明を参照してください。
整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0) 素材画像の存在するウィンドウID
(1),(2) 「←」アロー用画像セットの左上x,y座標
(3),(4) 「→」アロー用画像セットの左上x,y座標
(5),(6) レール用画像の左上x,y座標
(7),(8) つまみ用画像セットの左上x,y座標
(9) つまみの不透明度(0〜255)

< array3 >

垂直スクロールバーの外観の設定を記述します。
特殊な用語については、スクロールバーの説明を参照してください。
整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。

(0) 素材画像の存在するウィンドウID
(1),(2) 「↑」アロー用画像セットの左上x,y座標
(3),(4) 「↓」アロー用画像セットの左上x,y座標
(5),(6) レール用画像の左上x,y座標
(7),(8) つまみ用画像セットの左上x,y座標
(9) つまみの不透明度(0〜255)


スクロールされる度に「label1」で指定されたラベルにサブルーチンジャンプしますが、その際、操作されているスクロールエリアのIDが「id_ScA@GUIOBJ_332」整数型変数から参照できます

中身のウィンドウに対してマウスホイール操作がある度に「label2」で指定されたラベルにサブルーチンジャンプしますが、その際、操作されているエリアのIDが「id@GUIOBJ_333」整数型変数から参照できます
ホイールの回転量をmousewで取得することはできません(先にモジュール側で参照しているため、内容がクリアされています。)が、wparamを65536で除した値で代用できます。

無事に設置できた場合は、設置されたスクロールエリアのIDがstatに返ります。そうでない場合は-1が返ります。

MGO_DelScrollArea
スクロールエリアを削除します。

[書式]

MGO_DelScrollArea id

id : 対象のスクロールエリアのID

削除されたスクロールエリアにキャプチャされていたウィンドウは解放されます。

無事に削除できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_ChangeContent_ScA
スクロールエリアの中身を入れ替えます。

[書式]

MGO_ChangeContent_ScA id,wid

id : 対象のスクロールエリアのID
wid : 新しい中身(ウィンドウ)のID

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_GetScrollDegree_ScA
スクロールエリアのスクロール度合いを取得します。

[書式]

MGO_GetScrollDegree_ScA id ,array

id : 対象のスクロールエリアのID
array : 結果を受け取る変数

< array >

実数型配列で、構造は以下の通りです。

(0),(1) x,y正の向きのスクロール度合い(0〜1)
(2),(3) x,y正の向きのスクロール度合い(ピクセル)

要素(2),(3)が例えば -100,-50 なら、中身が左に100,上に50スライドしていることを意味します。

無事に取得できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_Scroll_ScA
スクロールエリアをスクロールします。

[書式]

MGO_Scroll_ScA id ,opt ,x,y

id : 対象のスクロールエリアのID
opt : スクロール度合い指定オプション。(0,1)=(割合,ピクセル)
x,y : x,y正の向きのスクロール度合い

opt=0 の場合にx,yで0〜1の範囲外の値を指定すると、そのパラメータが無視され、現在の値が使われます。

opt=1 の場合にx,yで「正の値」または「-1×中身のx,yサイズ以下の値」を指定すると、〃

中身のウィンドウのxサイズがフレームのxサイズ以下の場合、x方向のスクロールは行われません。yについても同様です。

無事に設定できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_ChAppearance_ScA
スクロールエリアの装飾を変更します。

[書式]

MGO_ChApperance_ScA id ,r,g,b

id : 対象のスクロールエリアのID
r,g,b : 背景色のr,g,b値

この命令ではスクロールバーの装飾は変更できません。
変更したい場合はスクロールバーの機能を使ってください。

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_EnableWheelScroll_ScA
マウスホイール操作によるスクロールの有効/無効を設定します。

[書式]

MGO_EnableWheelScroll_ScA id, opt

id : 対象のスクロールエリアのID
opt : オプション (0,1) = (有効,無効)

[備考]

この命令ではスクロールバーに対するマウスホイール操作によるエリアのスクロールの有効/無効を設定することはできません。

[実行後のstatの値]

無事に設定できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_EnableOrNot_ScA
スクロールエリアを有効化/無効化します。

[書式]

MGO_EnableOrNot_ScA id,opt

id : 対象のスクロールエリアのID
opt : オプション。(0,1)=(無効,有効)

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_VisibleOrNot_ScA
スクロールエリアの表示/非表示を切り替えます。

[書式]

MGO_VisibleOrNot_ScA id,opt

id : 対象のスクロールエリアのID
opt : オプション。(0,1)=(非表示,表示)

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_MoveScrollArea
スクロールエリアの位置を変更します。

[書式]

MGO_MoveScrollArea id,x,y

id : 対象のスクロールエリアのID
x,y : 新しい座標

無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。

MGO_GetInternalInfo_ScA
スクロールエリアの内部情報を取得します。

[書式]

MGO_GetInternalInfo_ScA id,array1,array2,var1,var2

id : 対象のスクロールエリアのID
array1,2 : 数値データを受け取る変数
var1 : スクロールされる度にサブルーチンジャンプするラベルの情報を受け取るラベル型変数
var2 : エリアの中身のウィンドウに対してマウスホイールの回転があったときにサブルーチンジャンプするラベルの情報を受け取るラベル型変数

< array1 >

整数型配列で、構造は以下の通りです。

(0) 有効/無効。(0,1)=(無効,有効)
(1) 表示/非表示。(0,1)=(非表示,表示)
(2) ウィンドウID
(3) ウィンドウハンドル
(4) 親ウィンドウのID
(5),(6) エリアの位置
(7),(8) エリアのx,yサイズ
(9),(10),(11) 背景色のr,g,b値
(12) 中身のウィンドウID
(13) 〃ウィンドウハンドル
(14),(15) 中身のx,yサイズ
(16) 連携する水平スクロールバーのID
(17) 〃垂直〃
(18) スクロールバー上での一回のアロークリックや矢印キー入力でスクロールする量(px)
(19) 中身のウィンドウに対するマウスホイール操作によるスクロールの有効/無効。 (0,1)=(無効,有効)

< array2 >

実数型配列で、構造は以下の通りです。

(0),(1) x,y正の向きのスクロール度合い(0〜1)
(2),(3) x,y正の向きのスクロール度合い(ピクセル)

無事に取得できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。